抗体検査(感染症主要ウイルス5種) antibody
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海外渡航用ビザ、留学、病院・施設実習などで必要となる感染症の抗体検査です。
5〜7日間(結果は来院して説明の上でお渡ししております)
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疾患・ウイルス名 | 検査方法 | 単位 | 陰性 (免疫抗体が全くない状態) |
十分な免疫なし (抗体は確認されるが、基準に満たない) |
陽性 (十分な免疫抗体あり) |
麻しん(はしか) | EIA法-IgG | EIA価 | 2.0未満 | 2.0-15.9 | 16.0以上 |
PA法 | 倍 | 16倍未満 | 16倍、32倍、64倍、128倍 | 256倍以上 | |
NT法 | 倍 | 4倍未満 | 4倍 | 8倍以上 | |
風しん(ふうしん) | HI法 | 倍 | 8倍未満 | 8倍、16倍 | 32倍以上 |
EIA法-IgG | EIA価 | 2.0未満 | 2.0-7.9 | 8.0以上 | |
水痘(水ぼうそう) | EIA法-IgG | EIA価 | 2.0未満 | 2.0-3.9 | 4.0以上 |
IAHA法 | 倍 | 2倍未満 | 2倍 | 4倍以上 | |
NT法 | 倍 | 2倍未満 | 2倍 | 4倍以上 | |
ムンプス(おたふくかぜ) | EIA法-IgG | EIA価 | 2.0未満 | 2.0-3.9 | 4.0以上 |
B型肝炎(HBs抗体) | CLIA法 | mIU/mI | 10.0未満 | – | 10.0以上 |
(参照)厚生労働省ホームページ、日本環境感染学会ガイドライン
抗体とは免疫グロブリンというタンパク質のことです。
異物が体内に入るとその異物にある抗原(※1)と特異的に結合する抗体(※2)を作り、異物を排除するように働きます。
※1抗原:細菌やウイルスなどの異物
※2抗体:抗原を攻撃する物質
抗原が体内に入ることを感作といい、最初の感作では抗体はゆっくりつくられます(一次応答)が、2回目以降の感作では、大量の抗体がただちにつくられるようになります(二次応答)。
ある病原体に感染すると、生体にはその病原体と特異的に結合できる物質(抗体 antibody )を産生し、病原体を無毒化することによって生体を防御する作用があります。この抗体の産生を誘発するものを抗原 antigen とよび、抗原がこの産生された抗体と反応することを抗原抗体反応といいます。この抗原抗体反応が過剰になるとアレルギー反応を起こすことがあります。
生体のもつ抗体産生を利用して病原菌による発病を防ぐことを利用したのが予防接種です。